紙ベースデータとの付き合い方

IT

久しぶりに今日は1日よく晴れそうですね。もともと夜が朝に変わる空が好きだったので、今日も早朝島を走ってきました。朝もマジックアワーっていうのかな?

山影と夜明けのコントラストが大好きな風景です。

kintoneで顧客管理をした、という記事の中で、写真のキャプションにしれっとABC分析、などと書きました。

マーケティングでは基本中の基本、かもしれませんが、特に中小企業ではこれをちゃんとできていないところも少なくないように思います。

考え方としては簡単で、売上をお客さんごとに集計した上位何割をお店や企業にとって大事なお客さんであると定義し、その人たちにまた買っていただくためにサービスしたり、セールの情報を送ったりする、という一連のマーケティング行動のこと、とある側面から見た場合はこのように表現できます。集計する基準は様々あり、よりたくさん買ってもらったお客さん、より頻繁に来店してもらったお客さん、もしくは最近来てくれたお客さんなどの基準を使う分析もありこちらはRFM分析と呼ばれていますね。

ところが紙ベースで管理された顧客や売上情報があると、単純な集計ですら毎回電卓の出番です。集計してデータごとに順位づけなどは不可能です。なんとかexcelベースにでもしてもらえればまだ良いのですが、毎日発生しうるものですし、一人担当者の現場では後回しにされがちですね。

面倒な入力作業を、それでも単純化、パターン化して複数人での分担もやりやすくする、というのがkintoneの導入の狙いと言えるでしょう。データ化できれば今回のABC分析を始め、いろんな分析に使用できます。

紙ベースの情報をゼロにして、常にすべての売上や顧客の情報を一元管理する、という状態をITエンジニアは理想としてどうしても持ってしまうのですが、現場を知るとそれが非現実的であることははっきりします。なにか特定の目的をもって、それを実現するためにデータ化を進めることが、現場で現実的であることだとだなと改めて(自戒を込めて)思います。

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