最近寂しい話を聞きました。とびしまに東京から移住してきたものの、島の仕事のスタートがうまくいかず、1ヶ月で東京に帰ってしまったという人がいらっしゃったらしく。呉市の地域おこし協力隊でも過去に何人か、任期途中で辞められてとびしまを去られた方がいらっしゃいます。地域に馴染めなかった、仕事のイメージが合わなかったなど様々な理由があると思いますが。
仕事でいえば、一つの仕事に依存する危険性を再認識する機会になりました。
一つの仕事に固執しないこと、が比較的容易な世の中になってきました。
副業解禁と言われて久しいですし、サラリーマンでもこれからは人材の流動性が上がっていくでしょう。個人事業主としては、一つの仕事だけを突き詰めていくより、様々な分野で少しずつ仕事を獲得できるようなポジションを目指しています。どこかの業界や職種が廃れてもほかに重点を移せばいいので、いきなり食えなくなるようなリスクが少なくなります。
業界などというとだいぶロングスパンですが、取引先や勤務先でいうともう少し近視眼的かもしれません。幸い今は良好な関係を築けていて取引先に恵まれていますが、いつ担当者がやな奴に変わるかもしれません。社長が変わって取引先の方針・取引条件が変わるかもしれません。そんなリスクに備え、一つの取引先に依存しないような売上・利益構造を目指したいですね。現状は、なんとか食えてるといった状況なので、将来的な目標となりますが。
直接的な稼ぎにつながらない仕事(人脈形成、新しい分野の勉強や投資)はこのためにやっていると言えるでしょう。株主や上司がいれば「それはいつ形になるのか?」「今金になることをやれ」と突き上げられ、その説明や説得に時間を取られることでしょうが。その突き上げがないからこそ、自分で自分を厳しい目で見るセルフコントロールが日々、求められます。
この話題は、切り落とした枝葉がすごく多い気がします。また関連記事を書きたいと思います。