近頃、いくつかのルートからいくつかの空き家を紹介してもらって、一つ状態の悪く無い物件があり、先に進めたいなと思うものに出会うことができた。ただしこの物件、ちょっと事情があって、購入しないと住宅供給まで漕ぎ着けられなと考えており、会社設立を含む組織体、運用計画、お金の話などの計画を進めています。そんななか、計画の重要部分であるの建物の状態を推測し、今後どれだけ投資する必要があるかを見積もるため、プロの友人にざっくり知見を頂けないかと相談してきた。
とくにこれまで参加してきたリノベイベントって木造の古民家を扱うことが多く、鉄筋コンクリートの物件を見ることが少なくて特に感覚がつかみにくいこともあり。
・設備の状況について
ひととおり、片式は古いけど設置はされていて、すぐにでも使えそうな状態。でも使えそうと実際使えるのは全然違うからなぁ、と斜めからみていた。
でも見た目がキレイというのは、彼の経験上一つ状態の良さを現すものらしい。最終的には水道、ガス、電気の設備を一定時間使ってみるのが一番いい。そのための段取り、経費がかかるわけですが、購入の意思決定をするには必要な投資であります。
・雨漏り
いくつか天井のシミがあり、そこから雨漏りを想像するのではあるが、それとは限らないのだとか。設計施工の問題で水が溜まってしまっている例もあるらしい。天井チェックを行えばその現状は確認できるんだって。
とりあえず、不安なことを残してリスクそのままで購入の決断をするまえにできることが見つかってよかった。詳細チェックするのはシステム開発の時と同じ、テスト仕様書的な物を作成して段取りしようと思います。
書いてて思い出したのですが宅建業法で推奨されているインスペクションなんですかね、これ。初めて内容みたけど、目視がほとんどなんですね。それでも、普段建物の状態なんか見ない素人からするとプロのお墨付きは安心できるんでしょうね。
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建物状況調査(インスペクション)とは
国土交通省の定める講習を終了した建築士が、建物の基礎、外壁など建物の構造上耐力上主要な部分および雨水の侵入を防止する部分に生じているひび割れ、雨漏り等の劣化・不具合の状況を把握するための調査
なお、建物状況調査は目視、計測等による調査で、床や壁をはがして調査することまでは求められていません。足場を組まずに移動できる範囲に限られ、一戸建てでは小屋裏や床下の点検口から目視できる範囲などとしています。したがって、外から見えないところの劣化や不具合を把握したり、住宅の性能を判定したりするものではないことに注意が必要です。
引用元:不動産ジャパン