先人たちがこれでもかっていうくらい書いてきたテーマだけど、自分なりに。
個人事業主になって、自分で決められる範囲が本当に増えた。というか、自分で決めなきゃ何も前に進まないことがよくわかった。だれも仕事を持ってきてくれないし、だれも代わりに何を買うか決めてくれない。どの道具を使うのが一番効果的か、どのセミナーに行くべきか、その投資に意味はあるか、自分で決めなきゃいけない。どのアクションを優先的にやるべきか。
決めること自体が一番大きな仕事という感じることも多い。決まってしまえば後はこれまで慣れ親しんだタスクを遂行していけばいいだけだ。(新しいことも多いからそうでもないけど)会社員時代は、本当にロジカルにどんな質問やネガティブな意見が来ても説明できるような準備をしたものだった。上司が後ろ向きな場合は特に。そして、決断する権限も義務もなかった。上司にボタンを押して貰うことしかできなかったから。ということは、以前は仕事で決断したことはなかったのかもしれない。
決断するトレーニングをする。誰も助けてくれない結果責任をどう考えるか。これはメンタルなトレーニングだと思う。いろんな格言や先人たちの考え方をインストールして、そのボタンを押す。もしくは押さない、と決める。決めたら覆さない、という。
いくつもの大小の決断(と、もちろん失敗もたくさん)をしてきた経験から思うこと。その瞬間、その日、くらいは「あぁもう戻れないんだなぁ」とか思うけど、次の日にはもうすっかり戻れないことを受けて入れている気がします。これは自分で決めたことだから、後悔はしても誰かのせいにすることはない。本当に健全。
だから、過去に会社を辞めるとか、広島に移住するとか、いくつかの決断をしてきたけども、どうやってそれを決めたかって、よく覚えていない。どちらかというとハズレくじが多かった気がするけども、あのときやめておけばよかったとはまだ一度も思ったことがないからかもしれない。決断後のルートがどうなるか、はどこまでもそのときの自分がどう振る舞うかにかかってるな。
このトピック、いくらでもかけそう。多分継続して書いてみたい。