宅地建物取引士の資格を取得した際に登録した、不動産適正取引推進機構のメールマガジン。9月号に興味深い記事がありました。
★☆《「空き家対策の担い手強化・連携モデル事業」の事業者を採択》★☆
国土交通省では、全国の空き家対策を一層加速させるため、「令和元年度空き家対策の担
い手強化・連携モデル事業」において、人材育成・相談体制の整備を行う取組や空き家
対策の共通課題の解決を図る取組など、60件の提案を採択しました。(8月1日公表)
一般財団法人 不動産適正取引推進機構 RETIOメルマガ第154号
国が空き家対策に本腰を入れてきている動きの一環です。(宅建業法でも、過疎地域の空き家の売買における宅建業者の報酬制限を一部緩和する措置など、具体的な動きになってきています)
採択された60件の概要を見てると、どこも課題になっていることは共通しているなぁと感じます。そして、自治体が中心になっている取り組みも目立ちます。呉市の住宅政策課と情報交換を行っていますが、残念ながらなかなか動きが鈍いのは否めず。これは過疎地が10年前に吸収合併したところ故の危機感のなさ、主体性の欠如からきていると感じます。危機感を持って動ける地域が先に行くのは、地域おこしのどの分野でも共通しています。
彼らの知見が、とびしまの空き家の流通にも役に立つはず!要件に「本事業の成果を広く公開」とあるので、今後も興味深く注視していきたいとおもいます。