第8回とびしまマラソン/準備を重ねて気合いで乗り切る

移住

引き続き過去のマラソンの体験を。

初めてマラソンを走って、しかも完走できたのは、地元のとびしまマラソンでした。島に移住するに当たり、いろんな目標を立ててきたのですが、その一つがこれ。

そして、広島県の中山間地域振興のための塾「ひと・ゆめ未来塾」でも、仲間の前で宣言していました。

夢や目標は、言葉にしてみよう、誰かに話そう。とはよく言われます。人に話すのはそれだけで本当に勇気がいる。人に言えた時点で最初のハードルはクリアできているのかもしれません。

具体的にマラソンを始めたのは、同じとびしまの地域おこし協力隊の先輩に誘われたことがきっかけでした。その彼が伴走してくれたときのブログがこちら。

最初の15kmくらいは話しながら行ったこともあり楽だったのだと思います。ハーフあたりからどんどん辛くなり、32km地点では意識朦朧としていた気がします。休む回数や長さも多くなり、時間制限も迫ってきます。(マラソンは通常、交通制限を伴うため、コース上に時間制限が設けられます。それをクリアできなかったらリタイア扱いとなります)でも、なぜか時間内ゴールを諦められない。フルマラソン完走できたらどんな未来が待っているのだろう。今がんばったら、次の未来はきっと確実に変わる。

そんなことを考えながらゴールを目指していたように覚えています。あと、練習でも30kmという距離は走ったことがなかったので、手足が痺れて、過呼吸気味、足も何度もつりそうになりながら、それでもまだいけると思えるペースをギリギリ保って先を目指し続ける。

最後の関門は1分前。ゴールは30秒前でした。
ゴール後の2歩で両足とも足がつって、そのまま救護室行き。
これ、たまたまってことありうる??
その日は1日車椅子で、その後一週間まともに歩けませんでした。根性とか気合いとかって、前世紀の異物だと思っていた。でも、気持ちでできることって本当にあるんだ。それを実感する1日となりました。

今書いていて、感傷以外に付け加えるなら、事前のトレーニング、伴走によるサポートなど、事前準備があったから、できる(のではないか)と思えたし、そう信じれなければ気合いも何もなかったなぁと思います。
本番に、如何に自分を信じられるか、強く目標を達成したいと思える準備をするかが重要なのですね。