空の青さを知る人よ(ネタバレ含む)

スキルアップ

あそこまで、事前に映画の内容について推測していたので見に行かないわけもなく。

大切な人の立場や考えを知ることで救われる主人公たちを描くこの物語は、現象学を表現したお話だったかもですね。良くある構成なので取り立てていうこともないのかもしれないけど。

(現象学とは、立場を変えて物事を考える哲学。その中でカエルとクジラの話が出てくるのです。この人が最初に「されど空の青さを知る」、をくっつけた人説が強いみたい。)

ファンにはたまらない入場者特典付き

テーマは青春の忘れ物、アラフォーにも刺さる物語でした。
幽霊的なギミックもあわせて(秩父三部作一作目の)あの花っぽいお話。

以下、あらすじの要約でネタバレ含む。

もう三十路になった男が、高校時代に好きだった人に秩父を出て東京に行くことを断られた、今もそれを未練に思っている。一方、現在高校生の女の子は、幼くして両親を亡くし、姉にずっと育てられてきたことに贔屓目を感じ、都会へ出ていくことで姉を解放してあげたいと思っている。
その人は、高校の卒業文集に「されど空の青さを知る」と書いていて、その頃から一番大切だったものはずっと近くにあってそのために生きようと考えていたのに、二人はその価値観を知ることはなかった。

そんななか、ある事件をきっかけに大切な人の思いを知ることになる。というお話。

以下、雑感。

僕も音楽やるので、バンドが出てくるのに気を惹かれるのですがゴダイゴのガンダーラという曲がカバーされています。僕もリアルタイムでは知らないけど音楽やるようになってから聞くようになった、かな?この曲は知らない世界に憧れる曲、「されど空の青さを知る」とは正反対のことを歌っている曲ですね。

前作「心が叫びたかってるんだ」でヒロインを演じた水瀬いのりさんの演技には大変感動しまして。それから追っかけやってるくらいはまっています。今回も悪くなかったけどそこまでの感情移入なかったなぁ。秩父、知ってるところがたくさん出てきた。ポテくまくんもでてきた。なんだかんだで何度も行ったからなぁ。次東京行くとき、秩父ねじ込むか検討中。