まもるデザイン/防災グッズの開発

地域活動

前回書いた川尻お知り合いプロジェクトで、同じく平成30年7月豪雨災害以降広島県で活発になった防災を考えるイベントに参加してきました。

課題:多くの人が日常からの災害に対する備えが必要→しかし、ほとんどの人がその備えをやっていない→デザインの力でその課題を打破しよう!

という趣旨のイベントでした。

我々の経験でも、デザインの力があればもっと広がるのにと悔しい思いをすることがあります。断水状況下で、一番水を使うのは水洗トイレ。水を使わずにトイレが使えるアイテムを紹介、提供してもらい、実際に給水活動時に配布してみました。半分くらいの方には使ってもらえたのですが、半分の方には断られました。日常的に使ったことのないものを初めて使うことへの不安、ストレスは確かにあると思います。どうしても、使用シーンが限定される災害対策アイテムは、機能面が優先されデザイン(心理的な機能)が後回しにされる傾向が強いです。

今年の川尻の夏祭りでもトイレレクチャー活動を行いました。

という問題意識を持って参加したのですが、座学は商品開発におけるデザインと法律の話。

デザイン思考の考え方を学び、開発した商品の権利を守るための知財の考え方を教えてもらったのだけど、基礎中の基礎レベルでしたね。。。次回以降は実際の被災地でヒアリング実習などを行うらしいのでそこで身につける感じかも。実際に世の中にある防災グッズは考え方が参考になるものが多かったです。

防災を考える団体が、防災グッズの開発を行うという流れが、これまで思いつかなかった面白い展開だなぁと思いました。