将棋のタイトル戦

お仕事

将棋のプロ棋士、木村九段が初めてのタイトルを取りました。

個人的に、歳が近いこともあり非常に応援していた棋士が大熱戦の末に念願の初タイトルを手にしたことは感無量でした。幼少期から将棋を習っていたこともあり、ある程度は知っていたのですが、最近になってネットの将棋チャンネルなどの普及などで、また興味深く観戦するようになりました。

将棋は20~30代がやはり強い傾向にあり、それはプロであればなおさら。そんな中、これまでタイトル戦に何度も挑戦しあと少しのところで跳ね返され続け、流石にタイトルには手が届かないと思われていた木村九段(46)が、初めてのタイトルを、現役最強棋士の一人、豊島名人から奪取した。
まぁ、いろんな記事に書いてあることですが。

将棋を習った時に教わったことで、ずっと大事にしてきたことがありました。将棋は相手と交互に一手ずつ指すため、一回の指し手にたくさんの意味を持たせることが重要と教わります。効率が良い手と言ってもいいと思いますが、そのような手を「味がいい」と表現したりします。この教えの影響は多分にあると思うのですが、最近まで、僕は極端な効率主義だった気がします。どこか出かけるときには必ず他の用事を作る、いくつかの場所を訪問するときに引き返す距離をできるだけ少なくしたい、など。

都市部に住んでいるときは、この考え方悪くないかなと思っていました。仕事をする上でも評価されやすいですし。島に移住してから、街に出るまでにお金と時間がかかるようになってからはさらにこの傾向に拍車がかかってくると、ちょっと限界を感じ始めるようになってきました。何しろ、何か買うのであればその下調べ、何かをするのであれば、それに必要なアイテムを持っていかなければなりません。気分を変えてカフェで仕事を、、、みたいなときも、本も読みたいし、原稿も作りたいし、、、といって準備をするだけで時間が経ってしまい、結局時間切れで途中で帰ってくるということも多くなりました。

これは旅下手の典型といえると思いますし、計画倒れとも言えます。余裕がない日々になるのも事実。計画のたてすぎは行動にも悪い影響がでますね。そういうことに気づき始めてから、うまくやればあれもこれも出来たのに。。と思うのではなく、今日はできたことを積み重ねて評価するように変わることができた気がします。

将棋界は個人的にも熱い話題が多いので、折に触れ話題にしたいなと。